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歯と口の健康手帳
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2016年6月1日掲載
帖佐昌明(前橋市歯科医師会)
  歯科治療を受けるとき、持病の薬の事を歯科医師に詳しく聞かれ、なぜ歯の・・・


2015年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)
 歯周病は、歯周病菌によって引き起こされ炎症で、歯を支える歯肉や歯槽骨が破壊・・・


2014年6月1日掲載
大谷伸一(前橋市歯科医師会)
 悪いかみ合わせとは「どのような状態」なのか、そして「まずどうしたよいのか」・・・


2013年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)
 歯科治療はむし歯や歯周病の治療、入れ歯やインプラントなどがありますが、一番・・・


2012年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)
 人の歯は通常28本。それぞれが固有の形をしていて役割も決まっています。「かむ」・・・


2011年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)
 口の中には虫歯や歯周病だけでなく、口腔粘膜や歯肉、舌などにも病気が発症する・・・


2010年6月1日掲載
橋本清一(前橋市歯科医師会)
 介護を必要とする人は、口から食べる、飲む、話すなどの行為が1人ではできません。


2009年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)
 1日に分泌すされる唾液の量は約1.5リットル。大半は水分ですが、ほかにもさまざま


2008年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)
 親知らずとは、前歯から数えて8番目の一番奥に生える奥歯のことです。高校生以降・・・


2007年6月1日掲載
帖佐昌明(前橋市歯科医師会)
 顔やあごをぶつけたりすると、まれに歯が抜けてしまうことがあります。抜けても元に


2006年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)
 たばこには、三大有害物質といわれるニコチン、タール、一酸化炭素が含まれています。


2005年6月1日掲載
柳澤 勲(前橋市歯科医師会)
 成人には通常二十八本の永久歯があります。上あごと下あごそれぞれ十四本ずつで歯列



持病の薬と歯科治療

2016年6月1日掲載
帖佐昌明(前橋市歯科医師会)

 歯科治療を受けるとき、持病の薬の事を歯科医師に詳しく聞かれ、なぜ歯の治療でそんな事を聞くのか不思議に思った事はありませんか。持病と歯科治療はとても関係があります。歯ぐきや歯の神経には血液が流れていて、それは全身を巡っています。口と体はつながっていて、持病の薬も血液で歯や歯ぐきに運ばれているのです。
 薬によっては、歯科治療のときに良くない影響を与える物があります。例えば脳梗塞や心筋梗塞を防ぐための血液をサラサラにする薬。これは抜歯などの外科手術で血が止まりにくくなる事があります。また、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬ビスホスホネート(BP)系薬剤という薬は、抜歯後まれにあごの骨が治らず腐ってしまう事も。他にも歯科治療に影響を与える薬があります。
 歯科受診をする際は、自己判断で薬を休む事はせず、現在の持病の病状を伝え、お薬手帳を持って受診する事をお勧めします。




歯周病と全身疾患
2015年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)

 歯周病は、歯周病菌によって引き起こされる炎症で、歯を支える歯肉や歯槽骨が壊される感染症です。歯周病は口の中だけでなく体全体と関係し全身疾患に影響します。糖尿病では歯周病による歯茎の炎症から作られたいろいろな物質がインスリンの作用を邪魔し高血糖を助長、白血球の機能が低下し、免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなり、互いの症状を悪化させます。心疾患や低体重児出産は、歯茎の炎症部位から出る物質が影響します。心疾患は動脈硬化を招き、心臓や血管に異常を引き起こします。低体重児出産は子宮の収縮を促し、早産を起こします。誤嚥(ごえん)性肺炎は唾液や飲食物などが誤って気管に入っておこる肺炎。口の細菌の数が多いほど誤嚥(ごえん)も増え、肺炎を起こしやすくなります。
 歯周病の予防には正しい生活習慣と日々の口腔(こうくう)内清掃が重要です。口の中には常に細菌が存在していますので、定期的に歯科を受診し、専門家による健診と口腔内清掃を受けましょう。



歯の矯正治療
2014年6月1日掲載
大谷伸一(前橋市歯科医師会)

 悪いかみ合わせとは「どのような状態」なのか、そして「まずどうしたらよいのか」についてお伝えします。
 悪いかみ合わせ(不正咬合(こうごう))の代表的なものに、叢生(そうせい)(でこぼこ)、上顎(じょうがく)前突(ぜんとつ)(出っ歯)、下顎前突(かがくぜんとつ)(うけ口)、空隙(くうげき)歯列(しれつ)(すきっ歯)、開咬(かいこう)(前歯がかみ合わない)などがあります。
 悪いかみ合わせを放っておくと、食べ物をかみにくかったり、見た目がコンプレックスになったりして、「機能面と心理面」に悪い影響を及ぼす恐れがあります。
 小学校低学年になると、前歯が永久歯に生え替ります。その時に上記のような症状が見られ「おかしいな」と感じたら、まず「矯正歯科の初診相談』を受けた方がよいでしょう。
 矯正治療をするかどうかは別として「まず相談」して「治療方法、期間、費用」などの必要な情報を知ることはとても大切です。
 国内最大の矯正学会である「日本矯正歯科学会」は「7歳頃」までに矯正歯科の初診相談を受けることを推奨しています。
 ホームページhttp://www.jos.gr.jp/に詳しい情報が掲載されていますので参考にしてみてください。


上手な歯医者のかかり方(自分の歯を残すため)
2013年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)

 歯科治療はむし歯や歯周病の治療、入れ歯やインプラントなどがありますが、一番大事なのは自分の歯をそのまま残すことです。そのために上手に歯医者にかかり、治療ではなく予防、現状維持を目的として定期的に健診を受け、歯のメンテナンスを行いましょう。結果として早期発見、早期治療、治療介入を少なくすることで現状維持を保つ確率は格段に上がるでしょう。また、子どもの頃から定期的に健診を受けることで、むし歯を作らないサイクルを完成させ、より自分の歯を長く持たせるように考えることも重要です。

 永久歯の治療介入の年齢が遅ければ遅いほど、その歯が抜歯に至る確率は少なくなります。前橋市歯科医師会では各種健診、成人歯科検診、学校歯科保健など、市民の歯の健康にいろいろな形で関与しています。

 歯科医師会のホームページ(http://www.maeshi.or.jp/)をご覧に なって、活動内容の確認や、歯科医院を探す手段として使用してください。


「かむ」ということ
2012年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)

 人の歯は通常28本。それぞれが固有の形をしていて役割も決まっています。「かむ」ということは、食べ物の消化を助けたり、唾液の分泌を促したりします。唾液には抗菌物質が含まれていて、かむことで口の中の衛生状態は良好になります。また、顎骨の成長を促すため、子どものころからよくかむということは大事です。

 軟食傾向にある現代人は、昔に比べてかむ回数が減少しています。1回の食事時間とかむ回数は、戦前の22分・1,420回から、最近は11分・620回になったといわれ、意識してかまなければ、かむ回数は少なくなってしまいます。その他にも、「むし歯がある」「歯がぐらつく」 「歯が抜けたまま」などの理由で、かむ回数が減ることもあります。

 食べ物を最初にかみつぶす場所は人それぞれ決まっていて、その部分はむし歯になりやすかったり、詰め物が取れやすかったり、知覚過敏になりやすかったりします。一点集中でかむ癖のある人はバランスよくかむように訓練するといいでしょう。極端な片側かみや、かみしめ癖のある人は、顔が歪んだり顎痛、歯痛、肩こり、腰痛など、さまざまな症状が出るので注意が必要です。


口の中のいろいろな病気
2011年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)

 口の中には虫歯や歯周病だけでなく、口腔粘膜や歯肉、舌などにも病気が発症することがあります。これらの病気は色や形に特徴があります。

 色で分類すると赤、白、黒、黄、暗紫色に分けられ、形で分類すると水(すい)疱(ほう)(水ぶくれ)、潰瘍(かいよう)(表皮などの欠損)、びらん(潰瘍(かいよう)よりも浅いもの)、腫脹(しゅちょう)(腫れ)、腫(しゅ)瘤(りゅう)(こぶ)などにそれぞれ分けられます。治療方法は経過を見る場合や薬を塗布する場合、切除が必要な場合と様々です。

 たとえば口内炎や潰瘍(かいよう)は生活習慣や体調不良によるもの、入れ歯が当たりできたもの、むし歯や欠けた歯が当たりできたものなど様々な原因があります。入れ歯やむし歯が原因の場合は、できるだけ早期の調整や治療が必要です。

 痛くないからといって放っておくと、口内炎からがん性潰瘍(かいよう)に変化することもありますので注意が必要です。口の中にはむし歯や歯周病だけでなく、いろいろな病気が起こりえます。また、全身疾患の初期症状として現れることもあります。色や形が少しでも気になったら放っておかず、早めにかかりつけの歯科医師に相談してください。


要介護者の口腔ケア
2010年6月1日掲載
橋本清一(前橋市歯科医師会)

 介護を必要とする人は、口から食べる、飲む、話すなどの行為が1人ではできません。それらを助けたり、口の中を清掃し口腔(こうくう)衛生状態を改善・清潔に保ったりすることを口腔ケアといいます。
 近年、口腔ケアと全身疾患の発症リスクの関係が明らかになり、要介護者の自立とQOL(生活の質)の向上に口腔ケアが重要であることが周知されるようになりました。要介護者の直接死因の第1位は肺炎で、その約90%は誤嚥(ごえん)性肺炎といわれています。病原菌は口腔や咽頭(いんとう)の粘膜にいる細菌。
 この肺炎は口腔ケアにより予防でき、死亡率が低下すると考えられています。ほかに口腔カンジダ症(口腔粘膜にカビが生えた状態)があります。カンジダ症は荒れた口腔粘膜や全身の抵抗力の低下、抗生物質の長期投与により引き起こされます。

 口の中を清潔にして自分で噛むことで、食べる意欲の増加や脳の活性化、栄養摂取による全身状態の改善になります。寝たきり状態からの脱却を可能にすることも。口腔ケアは生活習慣の中で実践、継続することが何より大切です。詳しくはかかりつけの歯科衛生士や歯科医師にご相談ください。


唾液は大事

2009年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)

 1日に分泌される唾液の量は約1.5リットル。大半は水分ですが、ほかにもさまざまな成分が含まれています。主な働きとして、@虫歯菌や食べかすを洗い流す洗浄作用Aリゾチームやラクトフェリンが細菌の増殖を抑える抗菌作用B溶かされた歯を修復する再石灰化作用C虫歯菌が出した酸を中和する緩衝作用Dアミラーゼがでんぷんを分解する消化作用Eムチンにより粘膜を保護し、食物を飲み込みやすくする保護作用F発音や会話をスムーズにする円滑作用Gペルオキオシターゼが細菌に抵抗し、発がん物質を減弱する抗がん化作用Hパロチンが歯や骨、筋肉を丈夫にして老化を防止するアンチエイジング効果などがあります。

 唾液の分泌量はストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などが原因で減少することがあります。最近、唾液の量が減り、口の中が乾燥するドライマウスという症状が増えています。ドライマウスは虫歯や歯周病、口臭、入れ歯による痛み、摂食困難などさまざまな問題の原因に。よく噛んで食事をする、ストレスをためない、唾液腺のマッサージなどで予防できます。心当たりのある人は、歯科医院で相談してみましょう。



親知らずを抜く時期

2008年6月1日掲載
堤 弘明(前橋市歯科医師会)

 親知らずとは、前歯から数えて8番目の一番奥に生える奥歯のことです。高校生以降、親に知られることなく生えてくることからこのように呼ばれています。最近は親知らず4本のうち1本以上欠けている人の割合が4割に上るというデータがあり、退化傾向にあります。

 しかし、現代人は顎も小さくなってきており親知らずの出る場所が狭いため、正常に生えてくることは少なくなっています。また、口の奥にあるため歯ブラシは届きにくく、虫歯や歯茎の炎症、それに伴う痛みや腫れ、さらには歯並びや顎の関節への悪影響など様々な問題を引き起こす原因となります。

 若くて健康な時期でしたら抜いた後の治りも良いのですが、歯茎に炎症がある場合すぐに抜くことができない場合もあります。また年齢を重ねて高血圧や糖尿病になったり、妊娠中に親知らずが悪さをすると処置が難しくなります。正常に生え、手入れが行き届けばむりに抜く必要は無いですが、生える方向や場所が悪く支障がある場合は、トラブルを引き起こす前に親知らずを早めに抜くほうが良いでしょう。


外傷により歯が抜けたら

2007年6月1日掲載
帖佐昌明(前橋市歯科医師会)

 顔やあごをぶつけたりすると、まれに歯が抜けてしまうことがあります。抜けても元に戻ることがありますので、まず歯を探しましょう。肝心なのは、その後です。
 生理食塩水か水で数秒間、軽く汚れを落とす程度にすすぎます。絶対にゴシゴシこすらないでください。歯の根と歯ぐきやその下の骨をつなぐ歯根膜という線維組織が、はがれてしまうからです。その後は、乾燥させないように、小さい容器で生理食塩水または牛乳に歯を浸します。学校の保健室には専用の保存液もありますが、生理食塩水、牛乳がない場合は、口の中に入れ、唾液中に浸すのも良いでしょう。この時のみこんでしまう危険性がある場合は、ぬれたハンカチなどで歯を包み、その包んでいる部分だけを口に中に入れる方法も良いと思われます。また、歯が歯ぐきに残ってぐらぐらしているときは、抜かずにそっと押して元に戻しましょう。

 とにかく応急処置をしたら、できるだけ早く歯科医院で受診しましょう。



喫煙と口の健康

2006年6月1日掲載
井上貴司(前橋市歯科医師会)

 たばこには、三大有害物質といわれるニコチン、タール、一酸化炭素が含まれています。その中で薬物依存性があるのがニコチンです。喫煙はニコチン依存症ともいわれ、習慣になるとやめられなくなってしまいます。

 たばこを吸うと口の健康への悪影響として、タールの沈着による歯の着色、生理的口臭、歯周病や口の中のがんなどがあります。これらは喫煙者が必ずなるというものではありませんが、非喫煙者と比べるとリスクが高くなっています。

 また、重度の歯周病にかかった人には喫煙者が多いというデータもあります。

 これは、ニコチンの作用で免疫抵抗力が低下し、細菌などの微生物感染への抵抗力が弱められたためと考えられています。術後の傷の治りも喫煙者は悪いとよく言われます。

 歯周病は、全身のさまざまな病気と関係があると考えられています。喫煙によって歯周病になりやすく、また、悪化させることは全身の健康を脅かすことになるので、禁煙することをお勧めします。



歯がなくなってしまったら
2005年6月1日掲載
柳澤 勲(前橋市歯科医師会) 

 成人には通常28本の永久歯があります。上顎と下顎それぞれ14本ずつで歯列(歯並び)を形成し、口の中で様々な働きをしています。歯の役割は大きく分けて、咀嚼(そしゃく)(かむ)機能 発音機能 嚥下(えんげ)(飲み込む)機能 審美機能の四つがあります。

 歯がなくなってしまうと、失った本数や場所によって、様々な障害が起こります。例えば、前歯がなくなれば、顔の形や発音に影響があるだけでなく、社会生活に不便をきたすこともあります。また、奥歯が連続してなくなれば、かむことが不自由になるだけでなく、口から食べ物がこぼれたり、上手に飲み込めないと感じたりするでしょう。

 このような状態になってしまうと、人工の歯で補うしかありません。現在の具体的な方法には義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラント、歯牙移植などがありますが、それぞれ利点と欠点があります。失った歯の場所、本数、時期や残っている歯の状態によって、どの方法が自分に最適で機能を回復できるかを、かかりつけの歯科医に相談してください。


 
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