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2019年11月9日開催 第2回 前橋市歯科医師会学術講演会2019.09.03

講演会・研修会

日時: 11 月9日(土) 19:00~21:00
場所: 前橋市総合福祉会館 3階 第2会議室
講師: 大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子免疫制御学講座
予防歯科学教授  天野敦雄 先生
演題: 豹変するバイオフィルム
最新病因論に基づいた歯周治療と歯周管理

 

講演会のご案内 R1.11.9 ☆

 

講演内容
 21世紀の歯科医療には「削る・詰める」に加え、「防ぎ・守る」歯科医療の実践が求められています。
健口を守るためには、歯周病との対峙が不可欠です。そのためにはバイオフィルムのバイオロジーを
アップデートしないといけません。
 歯周病菌は 18 歳以降に口腔内に感染します。その後、歯周局所環境の変化とともに長い年月を掛け
てバイオフィルムの病原性は徐々に高まり歯周炎が発症します。バイオフィルムが豹変する現象を
Microbial shiftと呼びます。歯周病だけでなく、う蝕の原因もバイオフィルムのMicrobial shiftです。歯周
病の病因論を正しく理解できれば、無駄のない確度の高い歯周治療ができます。
 患者さんによってバイオフィルムの病原性は違います。同じ患者さんでも、バイオフィルムの病原性は
一定ではありません。そのメカニズムを知り、バイオフィルムの病原性をコントロールできれば、「防ぎ・
守る」バイオフィルム管理ができます。
 最新の歯周感染論に基づいた歯周治療・バイオフィルム管理についてお話させて戴きます。院長先生
に限らずたくさんの歯科衛生士さんにもお聞き頂き、明日からの臨床に役立てて頂ければ幸いです。
講演項目
1. 歯周病のバイオロジー:なぜ歯周病は起こるの?
2. 歯周治療のバイオロジー:目標はポケットを浅くすることですか?
3. 歯周管理のバイオロジー:できる歯科衛生士をどう育てる?
4. 感染性歯周炎と不潔性歯周炎のバイオロジー:目標は100%磨き?
5. 患者指導もバイオロジー:合点がいけば人は動く!
参考文献
1. 天野敦雄:歯科衛生士のための 21 世紀のペリオドントロジーダイジェスト.クインテッセンス出版,2015.
2. 天野敦雄:天野ドクターの歯周病絵本 バイオフィルム公国物語.クインテッセンス出版,2019.
略歴
1984 年 大阪大学歯学部 卒業
1987 年 大阪大学歯学部 予防歯科学教室 助手
1992 年 ニューヨーク州立大学歯学部 博士研究員
1997 年 大阪大学歯学部附属病院 障害者歯科治療部 講師
2000 年 大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子免疫制御学講座 教授
2015 年 大阪大学大学院歯学研究科長・歯学部長(2019 年 3 月末まで)
現在に至る

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