歯とお口の健康手帳
年別アーカイブ
皆さん、歯科健診受けていますか2025.02.18
歯科健診を受けていれば、口のトラブルがあっても早い段階で治療が始められます。そのため痛みや治療時間、治療費の減少など、さまざまな負担が少なくて済みます。歯科健診では、むし歯や歯周病の早期発見・予防を目的として、歯周病検査やクリーニング、歯石除去などをします。また、歯周病と全身疾患の関係性については、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、狭心症、認知症、低体重児出産などが挙げられており、歯科健診を受けることでこれらの予防にもつながります。自覚症状がない人も年末の大掃除をするように歯科健診を受診し、口の中のクリーニングをしてみてはいかがでしょうか。歯科健診は口の中の状態にもよりますが、3~6カ月ごとにすることをお勧めします。(文責:帖佐昌明)
口腔疾患が全身に及ぼす影響2025.02.18
口腔疾患でよく聞くのが歯周病とむし歯です。特に歯周病は心疾患や慢性腎臓病、糖尿病、呼吸器疾患、骨粗しょう症、がん、早産、低体重児出産などさまざまな全身疾患と関連しています。口腔内の歯周病原細菌は血液中に侵入し増殖するため、血液に乗って全身に疾患を引き起こす危険性を持っています。歯周病の治療は、この病原細菌を減らすことにより口腔内が健康になるだけではなく、全身の健康維持にも大変重要です。定期的な健診をお勧めします。(文責:柳澤 勲)
笑った時の口元、気になりませんか?2024.03.15
歯並びがでこぼこだったり、前歯が出ていたり、受け口だったりすると、笑う時にも無意識のうちに口元を手で隠してしまったり、今までずっと気になっていたかもしれません。
小学生から30歳代くらいまでの人なら、歯の矯正治療をすることで、その悩みは解決できることが多いと思います。
矯正治療には年単位の長い期間と、基本的に保険が利かないため数十万円から百万円前後の費用が必要です。矯正治療を検討する上で大切なことは、矯正治療に詳しい先生に、初診相談でまず相談すること。先生によって治療方法や開始時期、費用も異なるため、できれば2・3人の先生に相談できるとより安心です。
国内最大の矯正歯科の学会「日本矯正歯科学会」のホームページには、歯並びは治さないとどうなってしまうのか、いつ頃から始めた方がいいのか、良い先生の見分け方など、役立つ情報がたくさん載っています。初診相談に行く前にぜひ見てください。(文責: 大谷伸一)