歯とお口の健康手帳
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コロナウイルスと口の中の関係2022.06.06
最近、コロナウイルス感染を心配して歯科医院から足が遠のいていませんか。実は全身の健康や免疫力は口の健康からともいわれています。
コロナウイルス感染症による死亡や重症化リスクを高める原因として、心臓病や高血圧症、糖尿病などだけでなく、口の中の細菌(歯周病菌など)も関係している事がわかっています。口の中の細菌は少量ですが肺の中に入っています。普通は問題なくても、コロナウイルスの感染で免疫力が低下しその状態で細菌が入るとウイルス肺炎とは別に細菌性肺炎を起こします。ウイルス感染の予防は難しいですが、続いて起こる細菌性肺炎のリスクは日頃からできる限り低くしておく事がコロナウイルスに打ち勝つポイントです。
手洗いやうがい、アルコール消毒の他、正しい歯磨きや洗口、舌磨きなどが大切です。しっかりとした口腔ケアはかかりつけ歯科医院に相談してみてください。
(文責:帖佐昌明)
もしかして口呼吸になっていませんか?2022.01.13
本来人は鼻呼吸をしますが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりマスク着用が必須となった今、マスク着用時に息苦しいためついつい口呼吸になっていませんか?唾液には悪い菌をやっつける抗菌作用やそれらを洗い流して除去する自浄作用、虫歯の原因となる酸の力を弱める作用があります。この作用が虫歯や歯周病の予防の一つになっています。ですが、口呼吸によって口の中が乾くと口の中の細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病の発症や悪化、口臭につながります。また、成長期に口呼吸になってしまうと、口を開いていることによって口唇の筋力が衰えてきます。そのことにより歯並びやかみ合わせが悪くなり顔の形まで変わってしまいます。もし気になるようでしたら、一度かかりつけの歯科医院に相談してはどうでしょうか。
(文責:柳澤 勲)
歯並びの矯正治療はまず相談を2022.01.13
子どもが学校の歯科健診で、歯列・咬合にチェックが入ってしまい、どうしようと不安に思ったことはありませんか。「歯並びの矯正治療の必要性がありそうですよ」という意味ですが、まず何をしたらいいのか分からず不安なことも多いと思います。国内最大の矯正歯科学会の日本矯正歯科学会では、前歯が永久歯に生え替わる7歳前後に、矯正歯科医にまず相談することを勧めています。矯正治療を始める時期は、成長を理想的な方向にコントロールできるという理由で、早めの小学生から始めた方がいい場合があります。治療には年単位の長い期間と、基本的に保険が利かないため数十万円単位の費用が必要です。矯正歯科医によって治療方法や装置、開始時期や費用も異なるため、2~3人の先生に話を聞けると、より安心できると思います。同学会のホームページには、歯並びは治さないとどうなってしまうのか、いつ頃から始めた方がいいのか、良い先生の見分け方など、役立つ情報がたくさん載っています。初診相談に行く前にぜひ見てみてください。
(文責:大谷伸一)


