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歯とお口の健康手帳

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口の中のいろいろな病気~粘膜疾患~2022.09.22

 口腔内には、さまざまな細菌が存在し、虫歯や歯周病以外のいろいろな疾患が起こります。口腔には、歯や歯ぐき、唇、舌、頬、口蓋などいろいろな組織があり、歯以外は粘膜というやわらかい皮膚のような組織に覆われて、口腔粘膜には色や形に特徴のあるさまざまな病気が発症します。色は、周囲正常組織より白いものや赤いもの、黒いものや黄色いもの、暗紫色のもの、形は、水泡のあるものやへこみ・欠損・びらん・潰瘍があるもの、腫れや膨らみのあるものなどがあります。

 毎日の口腔ケアは細菌数を減らし、虫歯や歯周病、粘膜疾患を防ぐだけではなく、全身的な感染症を予防できます。口腔粘膜も時々セルフチェックをして、色や形が気になったらかかりつけ歯科医に相談してみてください。(文責:堤 弘明)

コロナウイルスと口の中の関係2022.06.06

 最近、コロナウイルス感染を心配して歯科医院から足が遠のいていませんか。実は全身の健康や免疫力は口の健康からともいわれています。

 コロナウイルス感染症による死亡や重症化リスクを高める原因として、心臓病や高血圧症、糖尿病などだけでなく、口の中の細菌(歯周病菌など)も関係している事がわかっています。口の中の細菌は少量ですが肺の中に入っています。普通は問題なくても、コロナウイルスの感染で免疫力が低下しその状態で細菌が入るとウイルス肺炎とは別に細菌性肺炎を起こします。ウイルス感染の予防は難しいですが、続いて起こる細菌性肺炎のリスクは日頃からできる限り低くしておく事がコロナウイルスに打ち勝つポイントです。

 手洗いやうがい、アルコール消毒の他、正しい歯磨きや洗口、舌磨きなどが大切です。しっかりとした口腔ケアはかかりつけ歯科医院に相談してみてください。

(文責:帖佐昌明)

もしかして口呼吸になっていませんか?2022.01.13

本来人は鼻呼吸をしますが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりマスク着用が必須となった今、マスク着用時に息苦しいためついつい口呼吸になっていませんか?唾液には悪い菌をやっつける抗菌作用やそれらを洗い流して除去する自浄作用、虫歯の原因となる酸の力を弱める作用があります。この作用が虫歯や歯周病の予防の一つになっています。ですが、口呼吸によって口の中が乾くと口の中の細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病の発症や悪化、口臭につながります。また、成長期に口呼吸になってしまうと、口を開いていることによって口唇の筋力が衰えてきます。そのことにより歯並びやかみ合わせが悪くなり顔の形まで変わってしまいます。もし気になるようでしたら、一度かかりつけの歯科医院に相談してはどうでしょうか。

(文責:柳澤 勲)

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