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歯とお口の健康手帳

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歯ブラシの交換はいつしましたか?2023.01.12

 成人の口の中には300~700種類のさまざまな細菌が生息しています。歯をよく磨く人で1,000~2,000億個、あまり磨かない人では4,000~6,000億個、ほとんど歯を磨かない人になると1兆個もの細菌が住み着いているといわれています。

 もちろん、歯ブラシにも菌は住み着きます。歯ブラシの毛の種類にもよりますが、1ヶ月以上使うと口の中の菌よりも歯ブラシに付いている菌の数の方が多くなります。

 そこでお勧めなのが、1ヶ月くらいでの歯ブラシの交換です。そして、歯磨き後の歯ブラシは水洗いと乾燥を心掛けましょう。太陽の光で天日干しするのも効果的です。

 自分に合った歯ブラシ選びも大切です。かかりつけの歯科医院に相談してください。 (文責:市川修司) 

 

 

口の中のいろいろな病気~粘膜疾患~2022.09.22

 口腔内には、さまざまな細菌が存在し、虫歯や歯周病以外のいろいろな疾患が起こります。口腔には、歯や歯ぐき、唇、舌、頬、口蓋などいろいろな組織があり、歯以外は粘膜というやわらかい皮膚のような組織に覆われて、口腔粘膜には色や形に特徴のあるさまざまな病気が発症します。色は、周囲正常組織より白いものや赤いもの、黒いものや黄色いもの、暗紫色のもの、形は、水泡のあるものやへこみ・欠損・びらん・潰瘍があるもの、腫れや膨らみのあるものなどがあります。

 毎日の口腔ケアは細菌数を減らし、虫歯や歯周病、粘膜疾患を防ぐだけではなく、全身的な感染症を予防できます。口腔粘膜も時々セルフチェックをして、色や形が気になったらかかりつけ歯科医に相談してみてください。(文責:堤 弘明)

コロナウイルスと口の中の関係2022.06.06

 最近、コロナウイルス感染を心配して歯科医院から足が遠のいていませんか。実は全身の健康や免疫力は口の健康からともいわれています。

 コロナウイルス感染症による死亡や重症化リスクを高める原因として、心臓病や高血圧症、糖尿病などだけでなく、口の中の細菌(歯周病菌など)も関係している事がわかっています。口の中の細菌は少量ですが肺の中に入っています。普通は問題なくても、コロナウイルスの感染で免疫力が低下しその状態で細菌が入るとウイルス肺炎とは別に細菌性肺炎を起こします。ウイルス感染の予防は難しいですが、続いて起こる細菌性肺炎のリスクは日頃からできる限り低くしておく事がコロナウイルスに打ち勝つポイントです。

 手洗いやうがい、アルコール消毒の他、正しい歯磨きや洗口、舌磨きなどが大切です。しっかりとした口腔ケアはかかりつけ歯科医院に相談してみてください。

(文責:帖佐昌明)

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